1972年(昭和47年)に札幌市を中心に開催された「札幌冬季オリンピック」。中でも大倉山ジャンプ競技場では、日本のジャンプ陣・「日の丸飛行隊」が活躍しました。大倉山ジャンプ競技場のジャンプ台、現在はヒルサイズ(137m級)の規模で、毎年国内外の公式大会が行われることで知られています。
ウインターシーズンを飾るジャンプ競技が本格的になる毎年1月の初旬を前に、大倉山ジャンプ競技場を訪ねてみました。
競技場に入りますと、目の前に白い雪が積もったジャンプ台が広がり、その右側には、選手たちを応援する観覧席が設けられ、さらに上を眺めますとはるか先に展望台を見ることができます。標高307mの大倉山の展望台へは、所要時間5分の「二人乗りリフト」が運行されていて、このリフトから、選手が滑り降りるアップローチや着地するランディングバーンなどを眺めることができます。
また、展望台からは、札幌の昼の街並み、夜は札幌の夜景を楽しむことができます。特に冬のこの時期は、営業終了時間が午後5時ですが、日の入りが早いため、短い時間ですが素晴らしい夜景も楽しむことができます。
このほか、競技場内には、冬季オリンピックの選手の活躍を振り返るコーナーや冬のスポーツの用具の展示、さらにジャンプなど冬の各種スポーツの体験コーナーを集めた「ミュージアム」があり、訪れた人たちの人気を集めています。
特に便利に感じたのは、駐車場から競技場まで「ドーム型エスカレーター」が運行されていて、冬は寒さを感じないほか、お年寄りや幼児でも無理なく行け、訪れる人たちのニーズに応えたサービスの行き届いた施設が整備されています。
大倉山ジャンプ競技場の様子をご覧ください↓