■厚岸町
北海道の東部、釧路と根室の間にあり、太平洋に面した厚岸町。
「太平洋に面した厚岸町の海岸」
ヒオウギアヤメの大群落のあり、馬が放牧される牧歌的な雰囲気のある原生花園と道内有数のカキの産地として知られています。
「ヒオウギアヤメと放牧された馬」
■魅力
▼魅力その1・・・牧歌的な「あやめヶ原 原生花園」
「あやめヶ原 原生花園」は、厚岸町の隣町・浜中町へ向かう海沿い道路「北太平洋シーサイドライン“岬と花の霧街道”」沿いの海側に広がる広さ100ha。花の中心は「ヒオウギアヤメ(青紫色の花)、高層湿原や湿った草地に生える多年草です。
「あやめヶ原 原生花園」
原生花園では、毎年6月の下旬から7月にかけてヒオウギアヤメが一斉に咲き誇り、園内は鮮やかな紫色に塗り替えられます。
「ヒオウギアヤメの大群落」
この園内には、約10頭の馬が放牧され、牧歌的な雰囲気を漂わせます。
「牧歌的な風景を撮影!」
訪れる観光客にとっては格好のナイスショットです。広い園内でカメラのシャッター音があちらこちらで聞こえてきます。
馬を放牧すると花が食べられてしまうのではないか心配です!?
「馬たちを放牧して大丈夫?」
大丈夫!です。馬たちはヒオウギアヤメなどの花よりもおいしい雑草を選んで食べているのです。馬たちは、原生花園の中の雑草を食べて、アヤメの引き立て役にもなっていますよ!
この花園では、アヤメのほかに、ハクサンチドリやキンポゲなど100種類を超える草花も、その時々に花を咲かせ、私たちの目を楽しませてくれます。
この原生花園から見える
「原生花園から見える太平洋」
▼魅力その2・・・厚岸町の「グルメ」
厚岸町のグルメの王様は、「カキ」です。厚岸のカキ漁は、厚岸湖で、今から220年余り前から行われていたという長い歴史があります。今は厚岸湖と厚岸湾でカキの養殖、一部種苗事業も行われ、北海道一の生産量を誇っています。
水揚げされた「厚岸のカキ」
厚岸ブランド・「カキえもん」の名で出荷されており、とろけるような口当たりがセールスポイントです。
厚岸ブランド「カキえもん」
厚岸町内では、毎年、桜の咲く時期などシーズンに合わせて「あっけし桜・牡蠣まつり」など6つのイベントが開かれていますがいずれのイベントでも「カキ」は必ずその中心として登場します。特に桜の咲く時期は盛り上がります。
「あっけし桜・牡蠣まつり」
「焼きガキ」
「見事な手さばきで牡蠣は胃袋へ!」
●厚岸のカキに関係する話題!
カキの漁場だった厚岸湖では、かつて、カキが積み重なってできた「牡蠣島(本来の名は弁天島)」と呼ばれる三日月型の島があり、漁民たちは、この島に守り神・弁天神社を建て敬ってきました。その後、地盤沈下で島が小さくなり、湖の中に浮かぶように見えています。
弁天島の「弁天神社」
▼魅力その3・・・「厚岸湖・別寒辺牛湿原(べかんべうししつげん)」
厚岸町には、隠れた自然の景勝地があります。厚岸湖につながる湿原・別寒辺牛湿原があります。平成5年には、「厚岸湖・別寒辺牛湿原」が水鳥の保護を目的としたラムサール条約の登録湿地となりました。この湿原は、低層と高層の湿原からできており、植物の分布に特色があるほか、タンチョウやオオハクチョウが立ち寄る、魅力的な湿原となっています。
手前が「別寒辺牛湿原」奥が「厚岸湖」
*厚岸町まちづくり推進室・・・0153-52-3131
*町のHPは「こちら」