網走市から知床に向かうオホーツク観光ルート上にある小清水町。オホーツク海と白鳥の湖・濤沸湖(とうふつこ)に挟まれた「観光名所・小清水原生花園」があり、自然に咲く花の観察や景観を眺める観光客でにぎわいます。
自然のお花畑・小清水原生花園
じゃがいもの特産地として、様々な農村風景の彩が見られる街として知られています。
広大な「じゃがいも畑」
■魅力
▼魅力その1・・・「小清水原生花園と濤沸湖」
小清水町の魅力は、なんといっても自然のお花畑の小清水原生花園とその周辺にある濤沸湖です。2016年9月には、より観察をしてもらおうと「濤沸湖木道」も設置されました。
●「原生花園」
原生花園は、オホーツク海と濤沸湖に挟まれた長さ約8㎞、広さ275haの砂丘地帯です。
魅力あふれるお花畑中には、散策路が設けられていて、すぐ近くで花を観察できることがこの花畑の特徴です。最も花々が輝く時期は、6月中旬から7月下旬です。
小清水原生花園で咲き乱れる花々
毎年6月から8月にかけて約40種類の草花が次々に咲きます。花園を代表する花・ハマナス、エゾキスゲ、エゾスカシユリなどは7月が見ごろです。
すぐ近くで「ハマナス」を観察
「エゾキスゲ」の群落
●「濤沸湖」
国道を挟んで花園の反対側にある濤沸湖は、そのバックに藻琴山が控え、風光明媚なロケーションを形成し、美しい景観を見せてくれます。
「濤沸湖」バックは藻琴山
古くから白鳥の湖として親しまれている濤沸湖。毎年、秋と春にオオハクチョウが飛来して、季節を知らせてくれます。
早春の濤沸湖の「オオハクチョウ」
●「濤沸湖木道」
濤沸湖周辺のことについて、もっと詳しく知ってもらおうと、新しい魅力として期待されているのが「濤沸湖木道」です。
木道は、幅2m、奥行き123m、車いすでの通行も可能です。原生花園の駐車場付近から国道をはさんだ反対側に濤沸湖木道の入口があります。木道には「展望と観察」の2つのデッキが設けられています。
「濤沸湖木道」写真の奥に濤沸湖
ここで野鳥の声や姿、ハマナスなど植物の観察をはじめ周囲の山々などの景観を見てもらおうというものです。
ハマナスなど植物観察
▼魅力その2・・・小清水町のシンボルロード「じゃがいも街道」
小清水町の農村らしい風景も魅力です。じゃがいもの畑が連なる約5㎞のシンボルロード・「じゃがいも街道」です。特産のじゃがいもの畑が一斉に、ピンク、白、紫の花を咲かせる毎年5月から6月にかけて、この道路から広大なじゃがいも畑で咲く花が目に飛び込んできます。見事に鮮やかです!
「じゃがいも」の花街道が5㎞も続く!
このじゃがいも畑の花が終わり、やがて7月の下旬になりますと、今度は収穫の時期に入ります。
この収穫に感謝して、町を挙げて、「じゃがいもフェスティバル」が開かれ、新じゃがいもの直売をはじめ、様々なアトラクションを楽しみます。
新じゃがいもの収穫を楽しむ
▼魅力その3・・・「リリーパーク」
町内にはもう一つの魅力的な「花」の観光スポットがます。ユリ園「ゆりの郷こしみずリリーパーク」です。平成10年にオープンし、年々規模と種類が広げられ、現在13haの敷地に100種超、700輪の見事な花を咲かせます。
「ゆりの郷こしみずリリーパーク」
見事に咲いたユリの花
期間は7月中旬から9月上旬までとなっています。こちらは有料です。
▼魅力その4・・・「ハイランド小清水725」
「ハイランド小清水725」は、町を見下ろす藻琴山(標高1.000m)の中腹にあるレストハウス。標高725mのところにあることから「725の数字」が入れられました。
「ハイランド小清水725」からの景色
ここの展望台からは、屈斜路湖など周囲の眺望が見事で、隠れた穴場として人気があります。
■画像の提供・取材協力
*小清水町産業課商工観光係・・・0152-62-4481
*町のHPは「こちら」