■礼文島
北海道のてっぺんの都市・稚内市から、フェリーでおよそ2時間、利尻島とともに日本海に浮かぶ島が礼文島です。利尻・礼文・サロベツ国立公園の地域に属し、貴重な高山植物と海岸線の美しさ、それに美味しい海産物が食べられるという、魅力を持った島です。
礼文島の高山植物(バックは利尻島)
■島の魅力
▼魅力その1・・・”驚き!”島全体がお花畑
礼文島で咲く花の種類は、300種。島内には、散策路が整備され、7つのコースで花の観察ができます。
花を観賞しながら散策路を行く観光客
花の中にはこの島ででしか見ることが出来ない種類も多くあります。そのうちの代表は、ラン科の「レブンアツモリソウ」です。
「レブンアツモリソウ」
クリーム色をした独特の形をした花で、群生地が限られていて、手厚く保護されています。「種の保存法」に基づいて「特定国内希少野生動植物種」に指定されています。
毎年花の咲くシーズンの5月下旬から6月中旬に限って、群生地が一般公開されます。
独特の雰囲気の「レブンアツモリソウ」
もう一つ独特の花といいますとキク科の「レブンウスユキソウ」です。花弁に雪が積もったように見えるのが特徴で、礼文島の「町花」になっていて、アルプスの「エーデルワイス」の仲間です。
淡い白色の「レブンウスユキソウ」(夏)
「レブンウスユキソウ」(秋)
礼文島では、数千メートルの高山にしか咲かない花たちが、山に登らなくてもすぐ足元で見ることができます。
「チシマリンドウ」(リンドウ科)
「トウゲブキ」(キク科)
花の観察では、何日か礼文島にとどまり、マイペースでゆっくりと7つのコースを歩き、写真を撮ったりして、楽しんでほしいものです。
▼魅力その2・・・「海岸線の面白さ!」
礼文島は、風雪に耐える北端の島とあって海岸線も見どころの一つです。特に島の西海岸では、美しい海岸線、奇岩なども見どころです。
メノウ海岸
独特形をした桃岩
先の尖った地蔵岩と夕日
花の鑑賞の途中では、北の荒波に削られてできた海岸線の美しさを観察する楽しみもあります。
▼魅力その3・・・「食」も絶品
島の魅力は花など自然だけではありません。新鮮なウニが食べられます。ウニは、シーズンによって「バフンウニ」と「ムラサキウニ」の2種類が食べられます。
旬のウニが食べられます
このほかホッケの加工品やタラ汁など島ならではの新鮮な海の幸が食べられます。
絶品!「ホッケの粕漬け」
▼礼文島の観光情報全般!
▽礼文島観光協会・・・0163-86-1001
・観光協会のHPは「こちら」
▼礼文島の花最新情報
▽NPO法人礼文島自然情報センター・・・E-mail:rebun.sjc @maroon.plala.or.jp
・情報センターの「礼文花ライブ情報(最新)は「こちら」