■仁木町
北海道の西部の町・仁木町。札幌から車で1時間余り。「運河の街・小樽」を経由し、「ウイスキーの街・余市町」、その隣にあるのが北海道最大のフルーツランドとして知られている仁木町です。札幌圏の観光地の一翼を担っています。
「サクランボ」
町は徳島県からの入植者によって切り開かれました。町の気候は、対馬暖流の影響を受けて、四季を通じて温暖多湿、強風や霜も少ないことから、果物の栽培が盛んになりました。
満開の「サクランボ
」の花
■魅力
▼魅力その1・・・提供される
●フルーツ前半戦
フルーツ王国・仁木町のトップバッターは6月の「イチゴ」。イチゴ狩りから始まります。25軒の観光農園がフル稼働で観光客を迎えます。
トップは「イチゴ」
続いて7月は「サクランボ」。「サクランボ」は仁木町の主力フルーツです。
この時期「さくらんぼフェスティバル」も開かれ、「さくらんぼの種飛ばし大会」などのイベントも開催。フルーツランドもフルーツ三昧で一層盛り上がります。
見事な赤色!「サクランボ」
「サクランボ狩り」を楽しむ家族
サクランボの種飛ばし大会で盛り上がる!
●フルーツ後半戦
サクランボで盛り上がったフルーツ王国も、一段落する暇もなく後半戦に入ります。
まずは、8月の中旬から「ブドウ」狩りです。
子どもたちも楽しい「ブドウ狩り」
続いて、リンゴ、プルーン、ブルーベリー、プラム、そしてナシと合わせて8つの種類の果物狩りが10月初旬にかけて楽しめます。まさにフルーツパラダイスです。
実りの秋を迎えた「リンゴ」
「ブルーベリー」も続きます!
●観光農園の施設
果物をテーマにした農村公園「フルーツパークにき」があります。この施設では、訪れた人たちに多目的な楽しみ方を提供しています。
フルーツパークにき
●施設の特徴①
果物の街ということで、サクランボ、リンゴ、プルーンなどの果物の生育状況が観察できる展示をしています。また、全国各地の果物の苗を取り寄せて育て、その生育状態の違いを見てもらっています。
●施設の特徴②
子どもたちの遊具、犬のためのドッグラン、レストラン、宿泊用のコテージなどが用意されていて、くだものが食べられる6月から10月上旬までの間、家族や仲間と泊りがけで、フルーツランドを楽しむことができます。
泊りがけで仁木を楽しめる「コテージ」
▼魅力その3・・・ワイナリーも誕生、今後に大きな期待!
町内では、平成20年にワイナリーが誕生し、現在2軒のワイナリーが生産を始めており、賞を取るほどまでに醸造や品質の優れたワインが生産されています。
こうしたことから、今後町内でワイナリーがさらに数軒増えることが期待されています。これによって、ワイン用ブドウの栽培も促進するのと予想されています。このように仁木町では、ワインという、新たな魅力が大きな広がりを見せようとしています。
ワイン用ブドウの栽培
このほか、仁木町では、「トマト」の栽培でも知られています。
■画像の提供・取材協力
▽仁木町観光協会・・・0135-32-2711
*観光協会のHPは「こちら」