■秘境・知床(ひきょう・しれとこ)
毎年、流氷がやってくるオホーツク海に突き出た半島が正に「知床」です。羅臼岳(標高1661m)を中心に連なる知床連山を挟んで西側が「斜里町」、東側が「羅臼町」となっています。
知床半島突端(向かって左・羅臼町、右・斜里町)
この知床、昭和45年「知床旅情」の歌とともに、「知床ブーム」を引き起こし、多くの人々が秘境をめざして足を運びました。平成17年にはユネスコの世界自然遺産に登録されました。
知床は「陸、空、海」と余すところない魅力を秘めています。
夏の知床沖の景色
■知床の魅力
「斜里町側には、知床連山を水面に映す知床五湖が控え、四季を通じてその素晴らしい景色を見ることができます。
知床連山と知床五湖
また、「知床五湖」をどう猛なヒグマを避けてハンデのある人々も車いすで安心して見てもらえるようにするため、長さ2㎞の「高架木道」も設置されています。木道には、展望台も設けられています。
バリアフリーの高架木道
▼魅力その2・・・「海の部分」
●斜里町側
海に目を向けますと、斜里町側では半島に沿って断崖絶壁が続き、観光船から北から押し寄せる流氷などによって削られた岩場の様子などがつぶさに観察することができます。
断崖絶壁の航行する観光船(斜里町側)
観光船から滝と断崖(斜里町側)
空に目を向けますと、オールシーズンで渡り鳥などが姿を見せます。
特に初冬からはオジロワシやオオワシ、ワタリガラスなどの大物の渡り鳥が千島列島やサハリン方面から飛来し、悠々と空を飛ぶ姿を見ることが出きます。
オジロワシ
エゾリス
そのほか、陸上の動物たちもキタキツネ、エゾシカ、ヒグマなどが観察できます。
秋!エサをしっかり確保キタキツネ
このように知床では、「世界自然遺産」を十分に実感することができます。
■画像の提供・取材協力
(斜里町)
▼知床財団知床自然センター・・・0152-24-2114
*センターのHPは「こちら」
▼知床斜里町観光協会・・・0152-22-2125
*観光協会のHPは「こちら」
(羅臼町)
▼知床羅臼町観光協会・・・0153-87-3360
*観光協会のHPは「こちら」