■「早春」(3月下旬~4月中旬)
札幌に「春が来た!」と感じるのは、4月の下旬。ハクモクレン・キタコブシが、咲きだし、少し遅れて桜・梅が続き、花の季節が始まります。
桜の名所円山公園
これらの花々は、年によっては同時に、或いは順序を違えて咲いたりすることもあり、人々を戸惑わせます。
特に、「桜」は4月下旬から5月上旬にかけてが最盛期、名所の円山公園はピンク色に染まります。
桜とほぼ同時に咲く「梅」も、5月下旬まで鑑賞できます。
初めに「白梅」、少し遅れて「紅梅」が咲きだします。名所の平岡公園では祭りも開催され、連日花見客でにぎわいます。
梅の名所平岡公園の梅
▼イベント
▽円山公園・・・桜の名所。毎年4月下旬から5月上旬にかけ花見客でにぎわいます。
▽平岡公園・・・梅の名所。梅まつり開催 (2024年4月27日~5月12日)
■「春 終盤」(5月中旬から6月上旬)
桜・梅の後、札幌の花リレーのバトンは、札幌市の木に指定されているライラック (開花期間・5月中旬~下旬) に引き継がれます。「ライラック」は英名、フランス語では「リラ」、日本では「(ムラサキ)ハシドイ」と呼ばれています。
ライラック
札幌の中心部・大通公園に、薄紫や白のライラックが一斉に咲き、その花房からほのかな香りが漂う頃、祭りも行われ、訪れた人々にライラックの苗木もプレゼントされます。
ライラックの白い花
この時期、北海道大学植物園では、札幌で咲き誇っているライラックの母木、樹齢100年を超える,札幌で最古のライラックの開花を見ることができます。
■「初夏(衣替え)」(6月中旬~6月下旬)
「ナナカマド」の柔らかい純白の花が本格的に咲きだす6月に入りますと、札幌は天気も安定して暖かくなり、やがて衣替えの季節「初夏」を迎えます。北海道では、一般的に6月15日が衣替えの日です。
ナナカマドの花
▽札幌まつり(北海道神宮の例祭) (2024年6月14日~16日に開催)
▽さっぽろフラワーカーペット(2024年6月22日~30日に開催、会場は北3条広場・愛称アカプラ)
▽さっぽろ花フェスタ(2024年6月28日~30日、大通公園4丁目~8丁目間)
■「真夏」(7月上旬~8月上旬)
7月から8月にかけて、札幌は、夏真っ盛り。花のリレーは7月初めにラベンダーが、続いてアジサイも開花。札幌には、国内外から多くの観光客が訪れて、一段とにぎわいます。
ラベンダー
アジサイ
街中では、音楽祭や伝統のビアガーデンもオープン、音楽の演奏をはじめ、人々の賑わいや話し声、それに食器の触れ合う音がミックスした、トータルで表現すると「声(音)の花」が咲きます。
さっぽろ夏祭り・ビアガーデン
好きです札幌! 好きですビール!
▼イベント
▽「PMF音楽祭(Pacific Music Festival)」(2024年7月10日~7月30日)
「将来のクラッシック界を担う若手音楽家が世界から札幌に集合し、コンサートやレッスンを通じて
技術を磨く国際教育音楽祭
▽「69回さっぽろ夏まつり(さっぽろ大通ビアガーデン含む)」(2024年7月19日~8月16日で開催)
▽「SAPPORO
CITY JAZZ」(2024年7月13日~14日)
■「収穫の秋」(8月中旬から10月上旬)
8月中旬を過ぎますと、気温も徐々に下がり始めます。海水浴客でにぎわった郊外の海も、波が立つようになり、秋へ突入します。
赤く色づいたナナカマド(9月中旬)
9月は収穫のシーズンです。
北海道各地でとれた海の幸・山の幸が札幌に集結し、「食の花」が咲きます。「北海道の旬のグルメが堪能できる」大イベントが行われます。北海道各地の旬の食材を使ったグルメやスイーツなどを食べたいという人にとって、この機会は逃せません。すべてのブースを回ってお目当てのグルメを堪能します。
観光客にとっても、北海道のグルメを食べられる最大の食の祭りです。
オータムフェスト2018
オータムフェスト2018
一方、8月中旬から10月は、スポーツのシーズン。秋のさわやかな空気の下で、伝統のマラソン大会が行われます。
▽「2024北海道マラソン」(2024年8月25日、札幌市)
*問い合わせ:011-232-0840
▽「さっぽろオータムフェスト2024」(2024年9月6日~9月29日)
問い合わせ:011-281-6400
▽「49回札幌マラソン」(2024年10月6日、会場・真駒内地区中心)
■「晩秋」(10月中旬から11月上旬)
長い秋も終わりに近づいた10月中旬に入りますと、雪がちらつく日もあり、木々の色づきも終盤に到達、「晩秋」のシーズンを迎えます。
イチョウ並木が黄色に色づく名所の北海道大学のキャンパスでは、10月下旬から11月初旬にかけ、長さ380mの道路の両側に植えられた70本の並木の色づきがピークに達し、ライトアップも行われて、昼も夜も外国人観光客など多くの人たちでにぎわいます。
一方、地下街では、芸術の秋にちなんで、菊の愛好者が日ごろから丹精込めて育ててきた「大輪」や「懸崖」などの自慢の作品が展示されます。日頃、殺風景な地下街も、華やかでふくよかな雰囲気に変わります。
▽「北大のイチョウ並木の黄葉」(例年10月下旬から11月上旬)
▽「菊まつり」(2024年11月1日~3日で開催、会場は札幌地下街)
札幌では、この時を待っていましたとばかり、白い世界を引き立てる様々な仕掛けやイベントが行われ、人々を退屈させません。
春3月までの長い冬の間、街中でホワイトイルミネーションが輝き続ける中、クリスマスに向けて、あるいは、世界的に知られるビッグイベント「雪まつり」などが繰り広げられます。
ホワイトイルミネーション2020‐2021
(2020年11月21日 撮影)
71回さっぽろ雪まつり(2020年2月8日撮影)
▽「第43回 さっぽろホワイトイルミネーション」
☆札幌市内5つの会場の点灯期間
・大通公園・・・2024年11月22日~2024年12月25日
・札幌駅前通・・・2024年11月22日~2025年2月11日
・南1条通、北3条広場「アカプラ」・・・2024年11月22日~2025年3月14日
・札幌駅南口・・・2024年11月22日~2025年3月14日
▽「第74回さっぽろ雪まつり」・・・
・大通会場 ・・・ 2025年2月4日~11日
・すすきの会場・・・
・つどーむ 会場・・・2025年は・・・未決定