■「プレゼンテーション(=プレゼン)」強化! | |
1.プレゼンテーションは大事な発信手段 最近、ホームページ(HP)やブログを見ていますと、文章がだらだらと長いうえ、伝えるべき肝心な要素が欠けているケース、タイトル(テーマ)に対する内容説明がわずかしかなく、タイトル以外の説明が長いなどタイトルとその内容が違っている、いわゆるミスマッチのケースが散見され、せっかく伝えようとした興味深い話やまちの魅力的な情報が効果を上げられていないケースも目立ちます。またフェイスブックやツイッターでも、短い情報文の中で、いつ・どこで何があり・何が魅力なのかを書き入れておらず、情報になっていないケースが目立ち、発信力の低下が目立っています。 これは文章の書き方や表現方法か悪かったのではなく、自分が何を伝えるために(何を目的に)プレゼンする(情報提供)のかを十分に検討しないまま書き始めたためにこのような結果になったものと思われ、非常に残念です。 目的を持って、物事を(状況・考えなど)、相手に、しっかりとわかりやすく伝えるテクニックがプレゼンテーション・プレゼンです。会議などの際のコミュニケーション、HP(ブログ・フェイスブック・ツイッターを含む)、手紙、作文、社内論文、社内提案など、相手に自分の考えや意見を伝えようとすることなどすべてがプレゼンです。従って、自分が話そうとする内容がしっかりしていなければ、相手に十分伝わらないことになり、そのプレゼンは失敗(相手にインパクトを与えられない)ということになります。そうしたことにならないよう、自分の目的を効果的に売り込んだりする際には、プレゼンのやり方をよく理解しておくこと、プレゼンを強化しておくことが大切です。 2.プレゼンテーションの基礎をマスター ①「プレゼンテーション」を成功させる! (成功させるための決め手と手順) ②「プレゼンテーション」に挑戦! (想定に基づいてプレゼンテーションを行う) ③「プレゼンテーション」の関連資料 (用意する関連の説明資料) |
■ 「プレゼンテーション」を成功させる! |
(説明) プレゼン(プレゼンテーション)を成功させる決め手は、まずどういう結果を出すことを目的にプレゼンを行うのかということをよく理解しておくことだと思います。次に重要なのは、プレゼンを聞く相手・対象者(以下対象者と表記)がどういう人たちで、どんな話を期待しているのかを事前にしっかりと把握しておくことです。あとはコチラの目的に、対象者が満足できる内容も入れ込んだプレゼンを進めてゆくことになります。さらに内容の説明をわかりやすくするために使用する、視覚資料(パワーポイントなどで作成した文字表記・グラフ・写真など)もわかりやすく工夫されたものでなければなりません。最後にプレゼンをどのような構成と手順で行ってゆけば効果的かを考えればよいことになります。そこで以下のことを提案します。 (提案) ① 「どのような結果を出すためにプレゼンするのか、しっかりした目的を持つ」 何を目的にプレゼンするのかを決めます。たとえば、地域に新しい観光名所ができたことから、その魅力を伝えて、多くの観光客に来てもらうためにプレゼンを行うことを決め、その目的実現のために効果的なプレゼンを考えます。 ②「プレゼンを聞きに来る人(対象者)はどのような人たちかあらかじめチェックする」 プレゼンを聞きに来る人たち、つまり「対象者」は、どんな人たちなのか、年齢層 、業種(旅行会社、マスコミ、観光客、観光関係者・・・)あらかじめ対象者の把握が必要です。また合わせて、どんな内容の話を聞きたがっているか、欲しいのかも、事前に把握しておく必要があります。なぜならば、こちらが考えているプレゼンの目的を実現するためには、対象者がプレゼンを聞きに来てよかったと満足を与えるものでなければならないからです。したがって、対象者の事前のリサーチによっては説明の内容を変えることも必要になってきます。対象者がどのようなことを得たいのか(欲しいのか)などを事前に調べておくことが大切です。 ③「対象者によってプレゼンの内容を臨機応変に変える」 まちの魅力や商品を売り込んだりする目的でプレゼンをする場合は、対象者によって、強調する内容を変えてプレゼンすることが大切です。 *たとえば、旅行会社とマスコミ関係者にプレゼンする場合はプレゼンの内容がちょっと違ってきます。 ▼マスコミ関係者 事実関係と画像(VTR・スチール写真など)を求めます。 ▼旅行会社の関係者 事実関係のほかに、説明する地域の観光の魅力(観光施設など)、宿泊施設とその収容能力・魅力的な温泉、郷土料理&スイーツ、アクセス、周辺の観光地の観光施設のなど詳しい観光状況など求めます。 ④「”視覚資料”作成上のポイント」 プレゼンを進めるうえで、ことばでの説明だけではなかなかわかりやすく伝えられません。そこで役立つのがパワーポイントなどで作成する視覚資料、つまり表やグラフです。視覚資料も、文字数が少なく、大文字をつかうなど、わかりやすいものでなければなりません。下記の事項に注意を払う必要があります。 ▼文字は大きく、箇条書きで文字数をできる限り少なくする ▼グラフ・写真を多用し、説明をわかりやすいものにする ▼グラフや図表はカラー化で、さらに分かりやすく工夫する ⑤「プレゼンを成功させる基本的な構成と手順」 プレゼンの簡単な構成は、下記の4つの項目で表すことができます。 ☆プレゼンの構成 ■「タイトル」(「テーマ) ■「説明する項目」 ■「説明する項目」について詳しい内容説明 ■まとめ(結論) *「説明する項目」は最大3項目とします。 ☆プレゼンの手順⇒ 手順1 「タイトル」・・・説明画面⇒「タイトル」 コメント⇒(本日のプレゼンはこのタイトルで行います) 手順2 「説明する項目」・・・説明画面⇒「説明する項目を入れる(最大3つ)」 コメント⇒(次の項目についてプレゼンさせていただきます。) ①「説明する項目1」 ②「説明する項目2」 ③「説明する項目3」 手順3 「説明する項目」の内容を説明する・・・説明画面⇒「項目1」から 文字画面・画像・グラフなど使用説明 コメント⇒(「項目1」から目的に沿った内容説明を行う。) ①「説明する項目1」 ②「説明する項目2」 ③「説明する項目3」 手順4 まとめ(結論)・・・説明画面⇒説明する項目や説明対象となったキーポイント画像を見せる コメント⇒(目的に沿って説明してきた内容をもう一度まとめて述べ、プレゼン終了!) |