Oh!元気 ねっと
トップページOh! 元気 ねっと 地域づくり!      現地ルポイベント情報 募集コーナー

 ”四国八十八ヶ所”お遍路の旅   「高知県」 

   「弘法大師ゆかりのお寺を巡るお遍路。徳島県(阿波の国)に続く高知県(土佐の国)は「修行の道場」と位置づけられています。札所は少ないものの寺と寺の間の距離が長い距離に及ぶところもあり、まさに「修行」。精神的修行の場です。札所は24番から39番まで。お札所各寺の名をクリックしてください!

   
24最御崎寺 25津照寺 26金剛頂寺  27神峯寺 28大日寺  29国分寺  30善楽寺  31竹林寺  32禅師峰寺 33雪蹊寺
34種間寺  35清滝寺  36青龍寺  37岩本寺  38金剛福寺 39延光寺 
             

■第二十九番札所 国分寺(こくぶんじ)   

          ☆杉木立の大木と苔むした境内、平安の歌人、土佐日記の紀貫之もゆかりのある土地☆

   険しい地形の
28番札所の大日寺から一転、田園地帯を通る遍路道を歩いてたどり着いたところが南国市の国分寺。二層づくりの仁王門をくぐって境内に足を踏み入れます。

              山門

   真向いの本堂に続く参道の両側には杉の大木が立ち並び、手入れの行き届いた庭園が姿を見せます。杉に生える苔が美しく、「土佐の苔寺」と呼ばれています。

      本堂に続く杉木立の参道                         
   
   聖武天皇の勅頼で全国に建てられた国分寺のひとつ。天平
13年(741)のころ、土佐では僧・行基菩薩が開山し、天下の泰平と五穀の豊穣をねがう祈願所として開創された。
   弘法大師がこの地を巡錫したのは弘仁
6年(815)のころで、毘沙門天像を彫造して奥の院に安置された。その際に本堂で真言八祖に相承される厄除けの「星供の秘法」を修められた。以来、国分寺は、「星供の根本道場」となっています。                   本尊・千手観世音菩薩を祀る国分寺の本堂(金堂)は、永禄元年に再建。屋根の形状は寄棟造り、柿葺(こけらぶき)、天平時代の建物に模したもので、現在国の重要文化財に指定。

              本堂
   
   また、境内にある「酒断地蔵尊」は夫の酒をやめさせようと祈願したところ願いがかなったことから、その名が知られるようになりました。

            断酒地蔵尊                       
   
   ところで、平安中期の歌人、紀貫之(
868945頃)は『土佐日記』を著者として有名です。紀貫之は、土佐に4年間滞在し、国分寺から北東1㎞ほどのところにあった国府で国司として政務をされていたということです。


◇アクセス情報
所在地    〒783-0053 高知県南国市国分546
電話      088-862-0055

駐車場     あり・無料 
宿坊      なし

公式HP
    http://www.tosakokubunji.org/




                       Copyright © 2009~ Oh! 元気 ねっと All Rights Reserved