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 お役立ち情報 ”まちづくり強化”

 ■ 地域力の強化! 
  1.地域力を強化する
   住んでいる「地域のまちづくり」がどのように進んでいるのか、どのくらい進んでいるのか、気になるところです。
各地域では、(地域とは・・・都道府県・市町村・市町村の中のある区、あるいは集落、時には町内会あるいは商店街などひとつにまとまったエリアを意味する)それぞれ特徴を生かして、まちおこしが進められています。こうしたまちおこしが進んでいるかどうかを判定するのは、その地域に住んでいる人たちです。
   住んでいる人たちのその地域に対する”満足度”が”地域力”あるかないかを計るバロメーターであると考えます。市町村財政の悪化、少子高齢化などによる急激な人口減少の中で、今後の地域おこしを強化して行くことについて、原点と現状をしっかりと認識しつつ、改めて「Oh! 元気 ねっと」は提案します。
  2.地域力の状況把握と強化法
    
地域力のバロメーター (地域力の現状を把握し、認識する)
     地域力強化提案
      (その内容)
      ■ 地域の財産を存分に生かす!(地域の人・ものを洗い出せ!)
      ■ まちおこしの進め方!
 (地域づくりの目標を示せ!)
      ■ まちおこしを急がない!(足元を固めて対応せよ!安全と信用 )
      ■ イメージアップキャラクター! (プロモーション活動を怠りなく)
■地域力 強化の提案
  1. 地域の財産を存分に生かす
 ■「地域の魅力を洗い出せ!」
 (説明)
  住民が地域おこしを進めるうえで、絶えず考えておくことは、地域の財産を最大限に生かすことです。財産とは、地域の歴史・伝統を物語る神社仏閣などの文化遺産、地域の自然(動植物・山川・海岸線など)、産業、さらに伝統的な祭りや地域の独特の風土から生まれたイベントなどです。またもう一つの財産は、地域のために一生懸命何かをやっている人、何かに着手しようとしている人です。こうした地域の財産を生かすためにもう一度地域全体を見つめなおして、まちおこしをどのように進めるべきか、改めて提案して行きたいと思います。
 
 (提案)

      ①地域の中で「新魅力」を発掘する。
        ⇒地域内で新しく魅力を見つけ出す。
 
      ②地域内で魅力的なものが見つからなければ、”新たな魅力”を創造する。
        ⇒ほかの地域と連携したり、ほかの地域のまちおこしを参考に”新魅力”を創出。
 
      ③地域の祭りや食などのイベントをさらに充実させる。
        ⇒新しい発想を取り入れたり、他地域との競争によって「より魅力あるもの」に充実。
 
      ④地域おこしのための人材を育てる。場合によっては人材を誘致する。
        ⇒地域のリーダーを増やしてゆく努力をつづける。
  2.まちおこしの進め方
 ■「まちおこしの目標を示す!」  
 (説明)
  まちおこしを進めるには、どのようなイメージの地域にするのか住民に目標を示すことが重要です。それによって、まちおこしが本格的にはじまります。
 
 (提案)

      ①まちおこしの計画を住民(関係者)に丁寧に説明、理解を求める。
       ⇒ニーズの把握とコンセンサスを得る。時には説得のための資料も用意。
 
      ②まちおこしのアイデアを募る。
       ⇒多くの住民や業種の人にアイデアを求める。特に最近は少数意見も無視できない。アイデアを求めるやり方が重要。
 
      ③まちおこしの目指す方向性”カラー”を鮮明に打ち出す。
       ⇒「こんな地域に・・・、こんな商店街に・・・」など具体的なカラーをはっきり出す。
        (例)「福祉のまち・・・」、「丘のまち・・・」など鮮明にする。
 
      ④まちおこし事業に優先順位を決め、効率的に資金と人材を投入する。
       ⇒まちおこしにとって重要なところから進める。時には着手できるところから開始。

  3.まちおこしを急がない!
 ■「足元を固めて対応せよ!」  
 (説明)
   まちおこしは住んでいる人たちがより快適な生活がおくれるようにするために行うものです。従って、住民のコンセンサスを得ながら足元をしっかり固めておかなければなりません。しかし、大切なコンセンサスを無視して、急ぎ過ぎているようなケースも少なくありません。自分たちの地域のイメージを一気に上げようとする動きです。以下に2つの例を示します。

       例1 「グルメ大会に出品するメニューは地元の人々のコンセンサスを!」  
           B級グルメなどの大会が各地で行われていますが地域住民のコンセンサス(住民のほとんどが美味しいと感じているグルメ)が得られていないまま、いかにも地域を代表するグルメとして大会に出品しているケースがあります。地域の住民がこれは美味しいと認めた、素晴らしいグルメを地域の代表グルメとして出品してほしいものです。地元の食材を使った、しかもお手頃の値段の地元の人々に愛されたグルメは、自信を持ってPRすることのできる強みがあります。 

       例2 「観光土産品は 、住民も買い求められる、お手頃値段で・・・!」 
           観光地などで売られている観光土産品の中には、住民が買い求めるには高価すぎるものも少なくありません。観光客も住民も、同じ客です。手軽に買い求められるような土産品の供給が強く望まれます。しかもどこの産地で生産されたものが使用されているかどうかがわかれば、さらに安全・安心です。地域の住民が買い求められる土産品は、観光客にとっても安心して買い求められるなど、その地域の土産品の信用度が、一段と高まることを忘れてはいけません。

 (提案)

   まちづくりに影響を及ぼすとみられるほんの一部の例をあげましたが、多少の時間はかかっても、本当に地域で生産されたものを使って作られた味なのか、本当に安全な地域の産品か、妥当な値段かなど、地域の住民の認知(納得)が得られることが重要です。住民が”良し”とするグルメや土産品などを全国にまちぐるみで胸を張ってPR出来るよう、足元をしっかりと固めて、ほかの地域に先駆けて、実行することが求められています

  4.イメージアップキャラクターの活用!
 ■「プロモーション活動は怠りなく!」 
 (説明)
  最近、特に各地域のPRで効果をあげているのが、地域の特色を生かしたイメージアップキャラクター。”ぬいぐるみのキャラクター”(ゆるキャラ)です。地元を最も象徴するぬいぐるみを身につけ、人々に親しみやすい愛称まで付けられてPRに一役買っています。今ではこの”ゆるキャラ”は、観光宣伝に欠かせない存在になっています。特に地域の産品が展示販売される、いわゆる物産展などの会場では、各地の”ゆるキャラ”が会場に集結しますと、集客効果がもたらされるようになりました。今後も、各地域の期待を一身に受けて、PRの大きな武器として、より効果的なイメージ合戦が繰り広げられるなど、大きな存在になりそうです。
  しかし、この一方で、地域の観光PRには、行政、観光協会・まちおこしのリーダー、など事情に精通した関係者の親切なPRと熱心な売り込み、つまり、プロモーション活動がより大切になってきます。

 (提案)
   プロモーション活動は、単にPRしたい地域に赴き、観光パンフレットを渡すだけのことであれば、誰でも出来ます。たとえば、行政の担当者だけが行ったのでは、相手の方は単なるあいさつに来た儀礼としか受け取られかねず、相手も真剣に聞いてくれません。本当に効果を期待するのであれば、ほかの地域とは違ったやり方で、地域の観光関係者(行政も、観光業者も、・・・関係者すべてが一体となって)がそろった形で訪問し、熱心に地域の良さや現況を、相手に理解してもらう丁寧な対応が重要です。
   このプロモーション活動で、顕著な成功を収めたのが、岐阜県の高山市です。
  日本人観光客の減少が始まったことから、外国人観光の誘致に独特のプロモーション活動を展開、多くの外国人観光客の誘致に成功しました。高山市のプロモーション活動は、国ごとにパンフレットの写真やカラーの使い方をかえているばかりでなく、プロモーションの場合には、観光関係者がまとまって相手の国を訪問、PRに当たっていることで、信用を勝ち取り、成功を収めたものです。高山市内は、バリアフリー化がを進んでいるほか、道路標識とレストランメニューは、5か国語で表示されるなど、受け入れ態勢は一歩も二歩も前をいっています。


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