Ⅰ 発信力の強化! |
1.発信力はあなたのマチのPRを左右する ”地域づくり”で得られた魅力的な情報を効果的にPRするためには、発信する力を強めること”発信力の強化”です。現在、情報の発信手段は、大きく分けて新聞・テレビをはじめ雑誌などの電波と紙面によるメディアとHPをはじめメール、ブログ、ツイッター、フェイスブックなどネットを利用した情報伝達の2つの方法があります。情報の発信は、情報を分かりやすく正確に出すことが求められています。行政関係のHPが「地元にとって効果の上がる情報を的確に出しているか」、「画面を飾りたてるなど自己満足に陥っていないか」など、現状を検証しつつ、「発信力の強化」の観点から、HPの現状、改革のポイント、推奨HP、ブログの利用、HP担当者への相手に受け入れられる情報の書き方・出し方について提案します。 2.発信力強化のポイント ①HP(ホームページ)の現状 ②HPを改革する ③推奨のHP ▽高山市役所(岐阜県高山市)・・・(行政と観光の情報を分離) ④SNS(ソーシャルネットワークシステム)の活用(書き方・表現などの工夫) ⑤HPの担当者(HPの責任者・担当者へのアドバイス) |
■ HPを改革する |
1.HPの改革のための4つのポイント あなたの地域(まち)の良いところをアップして(絞り込んで)PRするため、HPを利用する側(見る側)に立ったHPを作成するさいのポイントを、改めて4つに分けて提案します。 ■ポイントⅠ「HP”できる3つの発信」 ①一定の料金で、独自の情報が発信できる” ⇒独自の情報を自由に制作、発信できる! ②地元ばかりでなく、世界に向けて発信できる ⇒地元の魅力(観光情報など)を世界に向けて発信できる! ③情報を変更し、随時新しい情報を発信できる ⇒絶えず新しい情報を世界に向けて発信できる! ■ポイントⅡ「HPは”トップページ”で決まる」 HPの決め手は、”HPの顔”トップページです。ここで「だれに”何を売るのか”」を鮮明に出す必要があります。トップページが鮮明ですと内容が分かりやすく、見る側(利用する側)にとっては便利で、PR効果は絶大です。 (例)「旅行を計画している人が、市町村のHPを開いた!」 (見る側の期待・・・自分の目的のところをすぐに見たい)) その開いた最初のページ、いわゆるトップぺージに、観光地のガイドやアクセス法などの情報がすぐに入手できるように工夫(表示)されていれば非常に便利です。 また、高齢者を誘致の対象にしているのであれば、受け入れるための体制、つまりバリアフリー化が進んでいて道路の段差はほとんどないとか、安心情報をいれるなど、”売り”の情報をアピールすることが大切です。 (見る人の立場に立って改善) さまざまな人々が、いろいろな目的を持って見るHP、内向きの行政情報が主体になっているケースも多く見られます。まちの魅力のアピールを中心に据えるなど、形式的な形を一歩も二歩も踏み出して、地元のPRができ、見る人のニーズにこたえられ、多くの人に地元に来てもらえる現実を直視した実用的なHPのあり方をめざしてほしいものです。 ■ポイントⅢ「HPは演出面の工夫も勝負」 トップページで”何を売り”にするかを決め、見る人に必要な情報として、どのようなものを、どのように分かりやすく出していくかといった、”内容と演出面”の工夫も勝負です。 (例)「売りを観光と決め、中でも高齢者の誘致に重点を置くことになった場合の内容と演出は・・・ 「内容面」 下記の安全・安心情報が特に必要となります。 □道路はバリアフリー化していて歩きやすい □救急対策が常時とられている □観光名所の看板は大きく見やすい □観光地内をめぐる各種の乗り物がある 「演出面」 上記の安全・安心情報をさらに分かりやすく表示する。 □カラフルで、図形やイラストで分かりやすく説明する □観光情報・行政情報の鮮明な区別が必要です。 ■ポイントⅣ「HPは専任者が不可欠」 トップページで”何を売り”にするかが決まり、HPが作成されましたが”売りの内容は、たえず変化・進化します。このように状況の変化の中で、HPの内容も、随時変えなければなりません。その結果、変化に対応する専任者が不可欠になります。 ☆専任者はどのような人が相応しいのでしょうか? (*下記の能力を持った人がほしいところです) □HPの制作ができる。最低でもHPの一部を訂正できる。 □写真を撮るセンスがある。 □魅力的なコメントが書ける。 |