Ⅰ 発信力の強化! |
1.発信力はあなたのマチのPRを左右する ”地域づくり”で得られた魅力的な情報を効果的にPRするためには、発信する力を強めること”発信力の強化”です。現在、情報の発信手段は、大きく分けて新聞・テレビをはじめ雑誌などの電波と紙面によるメディアとHPをはじめメール、ブログ、ツイッター、フェイスブックなどネットを利用した情報伝達の2つの方法があります。情報の発信は、情報を分かりやすく正確に出すことが求められています。行政関係のHPが「地元にとって効果の上がる情報を的確に出しているか」、「画面を飾りたてるなど自己満足に陥っていないか」など、現状を検証しつつ、「発信力の強化」の観点から、HPの現状、改革のポイント、推奨HP、ブログの利用、HP担当者への相手に受け入れられる情報の書き方・出し方について提案します。 2.発信力強化のポイント ①HP(ホームページ)の現状 ②HPを改革する ③推奨のHP ▽高山市役所(岐阜県高山市)・・・(行政と観光の情報を分離) ④SNS(ソーシャルネットワークシステム)の活用(書き方・表現などの工夫) ⑤HPの担当者(HPの責任者・担当者へのアドバイス) |
■推奨HP 高山市(岐阜県) |
☆高山市の挑戦!外国人客、ここ10年で4倍の”17万人超” |
高山市に宿泊した外国人は、本格的に統計を取り始めた1999年度に4万人余り。その後年々増加。10年後の2008年度には、4倍余の17万人余に達した。外国人観光客の誘致に取り組んだのは、人口の減少と主力の観光に黄色信号が灯り始めたことがきっかけとなった。取り組みは、1985年ころから、市や観光協会など、全市的な規模で始まった。諸外国でのプロモーション活動を展開、各国政府やその国のエージェントへの働きかけを年々強めてきた。受け入れ態勢として、1996年からHP(ホームページを立ち上げて、11か国語で「1人で来ても安心なまち!」をキャッチフレーズとする観光情報を世界に発信。駅を降りた真ん前に設けた観光案内所に通訳を配置する一方、観光客を心から迎える、ホスピタリティー運動を展開、これが市民にも広がりを見せ、観光客の誘致に大きな役割を果たしている。高山市にとって、過去の誘致運動に多くの実績があり、外国人の心をひきつける、行き届いたパンフレットの作成や海外でのプロモーションのやり方に独特のものがあることが強みだ。 |