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 ”四国八十八ヶ所”お遍路の旅   「徳島県」 

   「徳島県(阿波の国)の札所は1番から23番まで。お遍路のスタート徳島県は「発心(ほっしん)の道場」と呼ばれています。長い旅の始まりです。札所の23か所の特徴、見どころなどを紹介しています。各寺の名をクリックしてください!

   
01 霊山寺 02 極楽寺 03 金泉寺  04 大日寺 05 地蔵寺  06 安楽寺  07 十楽寺  08 熊谷寺  09 法輪寺 10 切幡寺
11 藤井寺  12 焼山寺  13 大日寺  14 常楽寺  15 國分寺  16 観音寺  17 井戸寺  18 恩山寺  19 立江寺  20 鶴林寺 
21 太龍寺  22 平等寺  23 薬王寺               

■第十一番札所 藤井寺(ふじいでら)                 

              ☆本尊・薬師如来像は四国霊場最古、弘法大師お手植えの藤から寺の名が☆                   

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番札所の切幡寺から徒歩でおよそ2時間半。阿波(香川県)の北部・吉野川市を流れる四国最大の河川・吉野川にかかる阿波中央橋を南に渡っておよそ3キロ、山麓に藤井寺の山門が見えてくる。山門をくぐった先にある参道に沿って立ち並ぶ老杉が見事です。

               山門
   
   三方を山に囲まれ、渓流の清らかな仙境に心を惹かれた弘法大師が、護摩修法をされたのは弘仁
6年(815)のこと。大師は42歳の厄年に当たり、自らの厄難を祓い、衆生の安寧を願って「薬師如来像」を彫造して、堂宇を建立した。その地からおよそ200メートル上の8畳岩に、金剛不壊といわれる堅固な護摩壇を築いて、17日間の修法をされた。その堂宇の前に「5色の藤」を植えたという由緒から、金剛山藤井寺と呼ばれるようになったということです。             

         大師が植えた藤

          咲き誇る藤の花                                             

   藤の花は「悪疫退散」の祈願の後にお手植えされたと伝えられ、毎年
4月下旬から5月上旬にかけて咲き乱れます。
   
   本尊の「薬師如来像」だけは、これまで幾多の災難をも逃れ、「厄除け薬師」として親しまれていて、国の重要文化財に指定されています。また本堂の天井には、30畳ほどの大きさの「雲龍の天井画」が描かれていて見ごたえがあります。

          「雲龍の天井画」                                                                                 

   藤井寺から次の札所・焼山寺までは、かつての姿を留める「へんろ道」が通じています。細く嶮しい山道で約
13キロ。男8時間、女9時間かかるといわれる遍路の難所。

     藤井寺→焼山寺への遍路道

    弘法大師が修行中に休息したという遺跡や石仏、標石が残る貴重な道です。

▽アクセス情報
所在地  〒776-0033 徳島県吉野川市鴨島町飯尾1525
電話    088-324-2384
駐車場  あり・有料
宿坊    なし
公式HP  なし 
                                                                       











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