”四国八十八ヶ所”お遍路の旅 「香川県」
弘法大師ゆかりのお寺を巡るお遍路。四国八十八ヶ所最後の地香川県(讃岐の国)です。「涅槃(ねはん)の道場」と位置づけられていますが、煩悩が消え、悩みなどを脱して安楽の境地に達することを意味します。四国全県巡る、1400㎞余の長い道のりのゴール地点です。66番札所から88番札所まで 各寺の名をクリックしてください!
■第六十六番札所 雲辺寺(うんぺんじ)
☆「涅槃の道場」讃岐(香川県)の最初の札所で最大の難所、境内に釈迦の弟子である等身大の五百羅漢が安置☆
伊予(愛媛県)最後の65番札所・三角寺から徒歩約7時間。霊場のうち最も高い標高911m、四国山脈の山頂近くにある霊場で、「遍路ころがし」と呼ばれる難所にあるのが雲辺寺。
山門
現在は、麓から7分でロープウエーで山頂駅まで登ることができる。住所は徳島県ですが、霊場としては讃岐(香川県)の打ち始めでいわゆる「関所寺」です。
ロープウェイ乗り場への路
縁起によると、弘法大師は雲辺寺に3度登っている。最初は延暦8年(789)で、大師が16歳のときで善通寺(75番札所)の建材を求めてであったが、深遠な霊山に心うたれて堂宇を建立した。これが雲辺寺の創建とされている。
大師堂
2度目は大同2年(807・大師34歳)で、唐から請来した宝物で秘密灌頂の修法をなされたという。さらに弘仁9年(818・大師45歳)、嵯峨天皇の勅を奉じて登り、本尊の千手観世音菩薩を彫造して、仏舎利と毘廬遮那法印(仏法石)を山中に納めて七仏供養をし、霊場と定められた。
千手観世音菩薩座像(本堂)
霊場は、俗に「四国坊」と呼ばれ、四国の各国から馳せ参じる僧侶たちの学問・修行の道場となり、「四国高野」と称されて栄えてきました。
五百羅漢像
標高の高い所にある境内は、古い木々に囲まれ、時には立ち込める雲に包まれながら、静かな佇まいを見せています。また境内一帯にお釈迦様のお弟子さんである等身大の様々なポーズをした五百羅漢像が安置されています。
◇アクセス情報
所在地 〒778-5251 徳島県三好市池田町白地ノロウチ763
電話 0883-74-0066
駐車場 あり
宿坊 なし
公式HP なし
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