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”四国八十八ヶ所”お遍路の旅 「香川県」
弘法大師ゆかりのお寺を巡るお遍路。四国八十八ヶ所最後の地香川県(讃岐の国)です。「涅槃(ねはん)の道場」と位置づけられていますが、煩悩が消え、悩みなどを脱して安楽の境地に達することを意味します。四国全県巡る、1400㎞余の長い道のりのゴール地点です。66番札所から88番札所まで 各寺の名をクリックしてください!
■第八十四番札所 屋島寺(やしまじ)
☆源平合戦の古戦場として多くの遺物が残る、本尊・本堂・釣鐘が国の重要文化財指定☆
屋島は高松市の東、標高293メートルの火山台地の半島で、那須与一の扇の的や義経の弓流しなどで有名な源平合戦の古戦場の史蹟で知られる。屋島寺はその南嶺にある。
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山門
屋島寺は、天平勝宝年間(749~756)、鑑真和上によって開創されたと伝えられる。鑑真和上は唐の学僧で、朝廷からの要請をうけ、奈良・東大寺に船で向かう途中、屋島の沖で山頂から立ちのぼる瑞光を感得され、屋島の北嶺に登って普賢堂を建てて、持参していた普賢菩薩像を安置し、経典を納めて創建されたという。のち和上の弟子で東大寺戒壇院の恵雲律師が堂塔を建立して精舎を構え、「屋島寺」と称し初代住職になった。
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大師堂
弘仁6年(815)、弘法大師は嵯峨天皇(在位809〜23)の勅願を受けて屋島寺を訪ね、北嶺にあった伽藍を現在地の南嶺に移し、また十一面千手観音像を彫造し、本尊として安置した。以後、大師は屋島寺の中興開山の祖として仰がれている。現在の本尊・十一面千手観音坐像は平安時代前期に、また本堂は鎌倉時代に造営されていて、さらに、鐘楼は釣鐘が鎌倉時代初期に鋳られたものと伝わっていて、ともに国の重要文化財になっています。
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本堂
宝物館には、源平合戦の遺物が陳列されています。
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宝物館
本堂の右側には、四国狸の総大将「太三郎狸」と呼ばれる土地の氏神・蓑山大明神の社があり、子宝、縁結びや家庭円満などの神さまとして、信仰をめています。
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太三郎狸
◇アクセス情報
所在地 〒761-0111 香川県高松市屋島東町1808
電話 087-841-9418
駐車場 あり
宿坊 なし
公式HP なし
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