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 ”四国八十八ヶ所”お遍路の旅   「香川県」 

   弘法大師ゆかりのお寺を巡るお遍路。四国八十八ヶ所最後の地香川県(讃岐の国)です。「涅槃(ねはん)の道場」と位置づけられていますが、煩悩が消え、悩みなどを脱して安楽の境地に達することを意味します。四国全県巡る、1400㎞余の長い道のりのゴール地点です。66番札所から88番札所まで                                                           各寺の名をクリックしてください!
   
66 雲辺寺 67 大興寺 68 神恵院  69 観音寺 70 本山寺  71 弥谷寺  72曼荼羅寺  73出釈迦寺  74 甲山寺 75 善通寺
76 金倉寺  77 道隆寺  78 郷照寺  79 天皇寺  80 国分寺  81 白峯寺  82 根香寺  83 一宮寺  84 屋島寺  85 八栗寺 
86 志度寺  87 長尾寺  88 大窪寺               



■第七十三番札所 出釈迦寺(しゅっしゃかじ) 

             ☆弘法大師が幼少期に仏道に入る決意を捨て身で成就させたという伝説の寺☆    

   曼荼羅寺から徒歩で
10分、我拝師山のふもとにある古刹、出釋迦寺に到着。

             山門

   石段を登り山門をくぐると本堂、大師堂が建ち並び、本堂に安置されている本尊は弘法大師自刻と伝わる釈迦如来像で、脇仏に不動明王、虚空菩薩が配されています。    

              本堂

   出釋迦寺を開基したのは弘法大師ですが、大師の幼少期の数ある伝説のひとつ「捨身ヶ嶽」縁起にゆかりがあります。それは、大師が
真魚と呼ばれていた7歳の時。我拝師山に登り「私は将来仏門に入り、仏の教えを広めて多くの人を救いたい。私の願いが叶うなら釈迦如来よ、姿を現したまえ。もし叶わないのなら一命を捨ててこの身を諸仏に捧げる」として、断崖絶壁から身を投じました。すると、釈迦如来と羽衣をまとった天女が舞い降り、雲の中で大師を抱きとめました。命を救われ、願いが叶うことを示された弘法大師は、青年になって我拝師山の山頂で刻んで安置し、堂宇を建てたといいます。

              大師堂

   その場所は「捨身ヶ嶽禅定」といわれ、元は札所でしたが、今は寺の奥の院となり、境内から急坂を
50分ほど上がった場所にあります。大師が虚空蔵菩薩の真言を100万回唱える「求聞持法」を修めたことから「求聞持院」という院号がつきました。ここで拝むとすばらしい記憶力が得られ、学業成就や物忘れにご利益があるといわれています。寺の本堂の左手には大師の伝説の行場「捨身ヶ嶽禅定」(奥の院)を仰ぐ奥の院遙拝所があり、ここで念仏を唱えると奥の院まで登ったのと同じご利益があるといわれています。

   「捨身ヶ嶽禅定」を仰ぐ奥の院遙拝所
                                                  
   ところで、弘法大師が身を投じたといわれる場所は、奥の院からさらに
50mほど登った下を見れば足のすくむような深い谷底ですが、眼下には讃岐平野や瀬戸内海を一望できる絶景が広がります。

            讃岐平野


◇アクセス情報
                                           
所在地   〒765-0061 香川県善通寺市吉原町1091            
電話    0877-63-0073                       
駐車場   あり(無料)                        
宿坊    なし                           
公式HP    なし



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