66 雲辺寺 | 67 大興寺 | 68 神恵院 | 69 観音寺 | 70 本山寺 | 71 弥谷寺 | 72曼荼羅寺 | 73出釈迦寺 | 74 甲山寺 | 75 善通寺 |
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86 志度寺 | 87 長尾寺 | 88 大窪寺 |
善通寺市の弘法大師誕生の地に建つ古刹が善通寺です。善通寺は、和歌山の高野山、京都の東寺、と並ぶ弘法大師の三大霊跡のひとつで、真言宗で最初の根本道場です。
山門くぐると屋根付き参道
善通寺の創建は、『多度郡屏風浦善通寺之記』(江戸時代中期成立)によると、唐より帰国された大師が、一族の菩提を弔うため、中国の・長安の青龍寺を模して伽藍を建立したと伝わっています。弘仁4年(813)6月15日に完成し、その際寺名は寺地を寄進した大師の父「佐伯 善通(よしみち)」の名をとって「善通寺」としたと記されています。
大師誕生の所・御影堂
鎌倉時代に佐伯家の邸宅跡に「誕生院」が建立され、江戸時代までは、善通寺と誕生院のそれぞれに住職をおく別々のお寺でしたが、明治時代に至り善通寺として一つのお寺となりました。現在は真言宗善通寺派の総本山であり、また四国八十八ヶ所霊場の75番札所でもあります。
金堂(本堂)
総面積約45,000平方メートルに及ぶ広大な境内は、「伽藍」と称される東院、「誕生院」と称される西院の東西二院に分かれています。金堂、五重塔などが建ち並ぶ「伽藍」は、創建時以来の寺域であり、御影堂を中心とする「誕生院」は、お大師さまが御誕生された佐伯家の邸宅跡にあたり、ともに弘法大師御誕生所としての由縁を今に伝えています。
善通寺のシンボル五重塔
境内でもう一つビッグで驚かされるのは、楠の大木です。この木は、大師の誕生前からあったということで、樹齢は千数百年と言われています。幹回りが11m、高さ30mもあり、大楠のパワーを感じざるを得ません。
楠の大木
◇アクセス情報
所在地 〒765-0003 香川県善通寺市善通寺町3-3-1
電話 0877-62-0111(代表)
駐車場 あり
宿坊 あり(250人収容)
公式HP https://www.zentsuji.com/