40観自在寺 | 41 龍光寺 | 42 仏木寺 | 43明石寺 | 44 大寶寺 | 45 岩屋寺 | 46浄瑠璃寺 | 47 八坂寺 | 48 西林寺 | 49 浄土寺 |
50 繁多寺 | 51 石手寺 | 52太山寺 | 53 円明寺 | 54 延命寺 | 55 南光坊 | 56 泰山寺 | 57 栄福寺 | 58 仙遊寺 | 59 国分寺 |
60 横峰寺 | 61 香園寺 | 62宝寿寺 | 63 吉祥寺 | 64 前神寺 | 65 三角寺 |
☆山門はなく鳥居をくぐって狛犬が迎える神仏習合の面影を色濃く残す☆
宇和島市の市街地から北東に10㎞ほどのところに広がる三間平野。その平野を見下ろす小高い山の中腹に建っているのが、地元で「三間のお稲荷さん」と呼ばれ、親しまれている龍光寺。
境内から見える街並み
神仏習合の面影を色濃く伝えている霊場です。その象徴ともいえるのが、山門はなく鳥居で、ここをくぐりさらに進みますと仁王像に代わる守護役・狛犬が迎えてくれます。また、境内では狐とお地蔵さんの石像が仲良く並んでいるなど、仏と神が同居しています。
朱塗りの鳥居も見える龍光寺
大同2年(807)に弘法大師がこの地を訪ねた際に、稲束を背負ったひとりの白髪の老人があらわれ、「われこの地に住み、法教を守護し、諸民を利益せん」と告げて、忽然と姿を消した。大師は、この老翁が五穀大明神の化身であろうと悟り、その明神を勧請して稲荷明神像を彫造、堂宇を建てて安置した。このとき、本地仏とする十一面観世音菩薩と、脇侍として不動明王、毘沙門天も造像して一緒に安置し、「稲荷山龍光寺」と号して四国霊場の総鎮守の寺とされ、開創したと伝えられる。
本堂
創建のころから神仏習合の寺であった龍光寺は、稲荷寺として信仰され維持されてきたが、明治新政府の廃仏毀釈令により旧本堂は「稲荷社」となった。新たに本堂が建立されて、ここに稲荷の本地仏であった十一面観世音菩薩像が本尊として安置され、その隣に弘法大師勧請の稲荷明神像も一緒に祀られて鎮座している。
大師堂
三間平野は四季折々の草花が美しく、毎年11月ころにはコスモス祭りが開かれる。
◇アクセス情報
所在地 〒798-1115 愛媛県宇和島市三間町戸雁173
電話 0895-58-2186
駐車場 あり
宿坊 なし
公式HP なし