40観自在寺 | 41 龍光寺 | 42 仏木寺 | 43明石寺 | 44 大寶寺 | 45 岩屋寺 | 46浄瑠璃寺 | 47 八坂寺 | 48 西林寺 | 49 浄土寺 |
50 繁多寺 | 51 石手寺 | 52太山寺 | 53 円明寺 | 54 延命寺 | 55 南光坊 | 56 泰山寺 | 57 栄福寺 | 58 仙遊寺 | 59 国分寺 |
60 横峰寺 | 61 香園寺 | 62宝寿寺 | 63 吉祥寺 | 64 前神寺 | 65 三角寺 |
☆松山市内を一望でき、桜・紅葉シーズはぜひ訪れたい自然の宝庫の寺☆
繁多寺は、松山市内の高台にあり、松山城をはじめ、松山の市街、瀬戸内海まで一望できる景色の良いロケーションにあり、のどかな風情の境内周辺は、一帯が木々におおわれ、特に、桜や紅葉シーズンは見事で自然の宝庫となっています。
松山市内
天平勝宝年間(749~757)に孝謙天皇の勅願により、僧・行基菩薩が薬師如来像を彫造して安置し、当初「光明寺」の名で建立したと伝えられています。その後、弘仁年間(810~24)、弘法大師がこの地に逗留して修行し、現在の山号、寺号を「繁多寺」に改称したとされています。その後、寺は衰微するが伊予の国司・源頼義や僧・堯蓮らの援助で再興、弘安2年(1279)には後宇多天皇(在位1274〜87)の勅命をうけ、この寺で聞月上人が蒙古軍の撃退を祈祷しています。
本堂
また、天皇家の菩提寺である京都・泉涌寺とのゆかりも深く、応永2年(1395)には後小松天皇の勅命により泉涌寺26世・快翁和尚が、繁多寺の第7世住職となっています。
大師堂
さらに江戸時代には徳川家の帰依をうけ、四代将軍・家綱が念持仏としていた3体のうちの歓喜天を祀るなど栄えたということです。歓喜天は、本堂左手の「聖天堂」に安置されていますが祈れば冨貴を与え、厄除け、夫婦和合、商売繁盛などにご利益があるとされ、多くの参拝者が訪れているということです。
歓喜天が祀られている「聖天堂」
ちょっと珍しいのは、この寺の鐘楼の天井に「二十四考天井絵」が描かれていることで、寺を訪れた際、見落とさないでほしいところです。
電話 089-975-0910
駐車場 あり(無料)
宿坊 なし
公式HP なし