40観自在寺 | 41 龍光寺 | 42 仏木寺 | 43明石寺 | 44 大寶寺 | 45 岩屋寺 | 46浄瑠璃寺 | 47 八坂寺 | 48 西林寺 | 49 浄土寺 |
50 繁多寺 | 51 石手寺 | 52太山寺 | 53 円明寺 | 54 延命寺 | 55 南光坊 | 56 泰山寺 | 57 栄福寺 | 58 仙遊寺 | 59 国分寺 |
60 横峰寺 | 61 香園寺 | 62宝寿寺 | 63 吉祥寺 | 64 前神寺 | 65 三角寺 |
☆山岳信仰の霊峰石鎚山、修験道の根本道場、山岳信仰と仏教の融合の霊地☆
六十三番札所の吉祥寺から国道11号線などを利用して歩くこと40分、山岳信仰の山として崇拝される日本七霊山の一つである石鎚山(標高1982m)の麓にある前神寺に到着。寺への入り口付近の門構えや標識には神仏融合の霊地の名残を感じさせます。
山門
境内に入って目につくのは、木立の中に囲まれた入母屋造りの本堂。鳥が翼をいっぱいに広げたように見える壮大な雰囲気でしょうか。
本堂
開創は、天武天皇の時代に修験道の祖・役行者小角が石鎚山で修行を積んだ後、衆生の苦を救済するために釈迦如来と阿弥陀如来が石鈇山大権現となって現れたのを感得し、尊像を彫って安置し祀ったことに縁起しています。その後、桓武天皇が病気平癒を祈願し成就されたことにより七堂伽藍を建立し、勅願寺「金色院・前神寺」の称号を下賜された。後に弘法大師も2度石鎚山を巡鍚し虚空蔵求聞持法や護摩修行、断食修行などを行ったことで知られている。
大師堂
その後も寺は隆盛を極めたが、明治維新の神仏分離令により、一時は廃寺を余儀なくされたものの、明治22年に前神寺として復興をはたし、山岳信仰と仏教融合の霊地として、今に至っている。毎年恒例の7月1日からの「お山開き」には白衣姿の信徒が結集し、法螺貝の音に「なんまいだ」を唱和している。境内には、滝打修行の様子を表した「御滝行場不動尊」像が設置されています。
御滝行場不動尊
◇アクセス情報
所在地 〒793-0053 愛媛県西条市洲之内甲1426
電話 0897-56-6995
駐車場 あり(無料)
宿坊 なし
公式HP なし