40観自在寺 | 41 龍光寺 | 42 仏木寺 | 43明石寺 | 44 大寶寺 | 45 岩屋寺 | 46浄瑠璃寺 | 47 八坂寺 | 48 西林寺 | 49 浄土寺 |
50 繁多寺 | 51 石手寺 | 52太山寺 | 53 円明寺 | 54 延命寺 | 55 南光坊 | 56 泰山寺 | 57 栄福寺 | 58 仙遊寺 | 59 国分寺 |
60 横峰寺 | 61 香園寺 | 62宝寿寺 | 63 吉祥寺 | 64 前神寺 | 65 三角寺 |
☆最古の道後温泉に近く、寺宝など数多くの文化財を保存、観光客の姿も結構多い☆
石手寺は、日本最古の温泉といわれる道後温泉に近く、参道が回廊形式となり仲見世のみやげ店が並ぶという、ちょっと違た雰囲気があります。
回廊式屋根付き参道
仁王門をくぐると境内が広がり、正面に本堂などが見えてくる。巡礼者よりも地元のお大師さん信者や観光客が結構多い霊場に見受けられる。
山門
寺の起こりは、神亀5年(728)に伊予の豪族、越智玉純が霊夢に二十五菩薩の降臨を見て、この地が霊地であると感じ、熊野12社権現を祀ったのを機に鎮護国家の道場を建立し、聖武天皇(在位724〜49)の勅願所となった。翌年の天平元年に僧・行基菩薩が薬師如来像を彫造して本尊に祀って開基し、法相宗の「安養寺」と称した。
木々に囲まれた本堂
その後、弘仁4年(813)弘法大師が真言宗に改め、寺号も「石手寺」と改称した。鎌倉時代の風格をそなえ、立体的な曼荼羅形式の伽藍配置を現代に伝える名刹である。境内から出土された瓦により、石手寺の前身は680年(白鳳時代)ごろ奈良・法隆寺系列の荘園を基盤として建てられたという考証もある。
大師堂
こうした要因からか、境内ほとんどの堂塔が国宝、国の重要文化財に指定されている壮観さで、それに寺宝を常時展示している宝物館を備えており、四国霊場では随一ともいえる文化財の寺院である。このうち、国宝は大わらじが張り付いた二王門で、高さ7m、間口は三間、横4m、文保2年(1318)の建立、二層入母屋造り本瓦葺き。
鐘楼
重要文化財には本堂をはじめとして、三重塔、鐘楼、五輪塔、訶梨帝母天堂、護摩堂の建造物と、「建長3年」(1251)の銘が刻まれた愛媛県最古の銅鐘がある。
子育て地蔵尊
「子育て地蔵尊」は安産や子育てばかりでなく、厄除けにもご利益があるといわれていて、巡礼者ばかりでなく、地元をはじめ地方からの観光客の姿も目立っています。
◇アクセス情報
所在地 〒790-0852 愛媛県松山市石手二丁目9番21号
電話 890-977-0870
駐車場 あり
宿坊 なし
公式HP http://nehan.net/