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☆牛の背に乗った弘法大師の伝説が語り継がれ、牛馬の安全の守り仏として信仰集める☆
愛媛県宇和市の田園地帯に建つ仏木寺。山門を入って石段を登って入った境内は、整備されていて、気持ち良い雰囲気です。
山門
寺には、牛の背に乗った弘法大師の伝説が語り継がれていて、境内に家畜堂という小さなお堂がある。ミニチュアの牛や馬の草鞋などが奉納されている。近くの農家では、田植えが終わったころに参拝に訪れ、牛馬の守護札を受けて帰り、畜舎の柱に貼って農耕をともにした家畜たちの安全を祈願していた。しかし、最近ではペットなども含めて動物一般の霊を供養したりする人もいるほか、闘牛が盛んな地域だけに、闘牛の活躍を願って飼育者の間にも信仰が広がっているということです。
境内の様子
大同2年(807)ころ、弘法大師はこの地で牛を引く老人と出会った。誘われるまま牛の背に乗って歩むと、楠の大樹の梢に一つの宝珠がかかっているのを目にした。これは大師が唐から帰朝するときに、有縁の地が選ばれるようにと投げた宝珠であった。大師は、この地こそ霊地であると感得、堂宇の建立を決心し、自ら楠で大日如来像を彫造、眉間に宝珠を埋めて白毫とした。これを本尊として安置し、「一カ山仏木寺」と名づけたと伝えられる。
本堂
その後、寺は牛馬安全の守り仏、大日さまとして信仰をあつめ、鎌倉時代には宇和島領主・西園寺家の祈祷、菩提寺となるなど隆盛を誇った。戦国時代には戦乱に災いされるなど、苦難の道を余儀なくされたが、再建に励んで面目を一新した。
大師堂
境内で注目されているのは四国霊場では珍しい茅葺の屋根の「鍾楼堂」で、元禄時代(1688〜1704)に再建された。
茅葺の鐘楼堂
◇アクセス情報
所在地 〒798-1102 愛媛県宇和島市三間町則1683
電話 0895-58-2216
駐車場 あり(無料)
宿坊 なし
公式HP なし