40観自在寺 | 41 龍光寺 | 42 仏木寺 | 43明石寺 | 44 大寶寺 | 45 岩屋寺 | 46浄瑠璃寺 | 47 八坂寺 | 48 西林寺 | 49 浄土寺 |
50 繁多寺 | 51 石手寺 | 52太山寺 | 53 円明寺 | 54 延命寺 | 55 南光坊 | 56 泰山寺 | 57 栄福寺 | 58 仙遊寺 | 59 国分寺 |
60 横峰寺 | 61 香園寺 | 62宝寿寺 | 63 吉祥寺 | 64 前神寺 | 65 三角寺 |
☆古い歴史を物語る多くの文化財、受験生がしゃもじ奉納して合格祈願☆
緑に覆われ自然豊かな小高い丘に立っているのが太山寺。昔の面影を残すお遍路宿などが立ち並ぶ参道を行くと長い石段が見えてきます。石段を上ると仁王門があり、そこをくぐった正面に本堂があります。境内では、季節お花が咲き誇っています。
境内への石段
季節の花咲く
太山寺の始まりは、古く6世紀後半、真野長者という人が、一夜にして御堂を建てたということで、「一夜建立の御堂」として伝えられています
それによりますと、長者は豊後(現大分県)で炭焼きをしていたが、運が開けて大富豪となった。用明2年(587)、商いのため船で大阪に向かうとき大暴風雨に遭い、観音さまに無事を祈願したところ、救われた。この報恩にと一宇の建立を大願し、豊後の工匠を集め、本堂を建てる木組みを整えて船で戻り、夜を徹して組み上げ、本堂を建立したものです。
本堂
その後、天平11年(739)に聖武天皇の命をうけて、僧・行基菩薩が十一面観音像を彫造し、その胎内に真野長者が瀧雲山で見つけたという小さな観音像を納めて本尊にしたという。弘法大師は晩年の天長年間(824〜34)に訪れ、護摩供の修法をされて、それまでの法相宗から真言宗に改宗し太山寺を五十二番札所に定めました。
大師堂
のち、6代にわたる天皇が、十一面観音像を奉納されている。いずれも像高は150cm前後で、本尊の十一面観音像とともに国の重要文化財で、本堂内陣の厨子に安置されている。現在の本堂は真野長者の建立から3度目だが、鎌倉時代に建てられたもので、真言密教では最大規模を誇り国宝になっています。また仁王門は、入母屋造り本瓦葺きで鎌倉時代の建立で、四体の仁王像が安置されていて、国の重要文化財に指定されています。
山門
聖徳太子堂には、沢山のしゃもじが奉納されています。祈願に訪れるのは、受験生も多く、しゃもじで救い上げてもらおうという願いが込められているようです。
◇アクセス情報
所在地 〒799-2662 愛媛県松山市太山寺町1730
電話 089-978-0329
駐車場 あり(無料)
宿坊 なし
公式HP なし